前回のスタッフブログでもお伝えした「ファミリーマート石巻南中里店での強盗事件」と、
最近のニュースなど見かけた、大分県別府市の「パチンコ店で生活保護受給者調査」
この二つの事柄に「年金」というものを足し合わせて色々と考察してみました。

さてまずは「ファミリーマート石巻南中里店での強盗事件」ですが、犯人は当日の午前中には無事逮捕され、
年齢が62歳だということが分かっています。
奪った金額は3万円ですが、人間切羽詰まってしまうと3万円のために色々なことをしでかしてしまいます。

これについては有名な自己実現理論にあてはめられるのかな。と思います。
アブラハム・マズローが、「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定した「マズローの欲求段階説」とも言われますね。
人間の「基本的欲求」を下から順に紹介すると、

1.生理的欲求
生命維持のための食事・睡眠・排泄等の本能的・根源的な欲求。
2.安全の欲求
安全性・経済的安定性・良い健康状態の維持・良い暮らしの水準、事故防止、保障の強固さなど、予測可能で秩序だった状態を得ようとする欲求。
3.社会的欲求 / 所属と愛の欲求
生理的欲求と安全欲求が十分に満たされると、この欲求が現れる。自分が社会に必要とされている、果たせる社会的役割があるという感覚。
4.承認(尊重)の欲求
自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める欲求。
5.自己実現の欲求
以上4つの欲求がすべて満たされたとしても、人は自分に適していることをしていない限り、すぐに新しい不満が生じて落ち着かなくなってくる。
出典wiki

の5段階であると説明されています(のちにこれを超越した6段階目もあると発表されましたが)。
この理論から言うと、1の生理的欲求が満たされて初めて2の安全欲求に移行するという考え方です。

逆の言い方をすると人間は安全性を度外視しても生命維持のための欲求を満たそうとする。ということです。
(生命維持を放棄してしまう人はまた別)

私が先に申し上げた「人間切羽詰まってしまうと3万円のために色々なことをしでかしてしまいます。」とはこの事です。

さてさて、今の人間社会ではこれらの欲求を満たそうとすると、少なからずそこには「ストレス」というものがついて回ってくると思うのです。
生活維持のために仕事をすればやはり何らかのストレスがありますでしょうし、
それらをため込まないためにストレスを発散する事も重要だと思います。

あなたのストレス発散法は何でしょうか?

お酒を飲む。カラオケ。旅行。お茶しながらおしゃべり。趣味に没頭する。など人それぞれ色々あると思います。
あるいはその中にギャンブルという項目も含まれると思います。

人間自分の好きなことをしているときはドーパミンが分泌されて、いわゆる「ナチュラルハイ」な状況になります。
このドーパミンが分泌されるとドキドキしたり一種の軽い興奮状態になります。
熱愛中もこのドーパミンがどばどば出ているそうですよ。

それから脳内の中にエンドルフィン類という物質もありまして、これはモルヒネと同じような働きをする物質で「脳内麻薬様物質」とも呼ばれています。
エンドルフィン類の中でもβ-エンドルフィンは、好きなことをすると分泌され、体をリラックスさせ心を落ち着かせる感覚を与えます。
一方、なくなるとイライラし体がβ-エンドルフィンを欲するようになります。
この物質はモルヒネの6.5倍と言われる鎮痛効果もあり、長距離ランナーなどによく言われる「ランナーズハイ」もこの物質によって引き起こされます。

これらの興奮作用をもたらす物質を制御しようとする反対の物質もあり、セロトニンと呼ばれます。
興奮状態を鎮静する作用や、同時にメラトニンも分泌されるので睡眠への導入になったりもします。
リラックス状態でまったりしたり、好きな人とゆっくり過ごしたり、深呼吸などでも分泌されるそうです。

ある研究でギャンブル依存症の患者の脳内ホルモン分泌を調べた結果、ドーパミンやエンドルフィン、アドレナリンの分泌量が以上に高く、
セロトニンが非常に少ないという結果が出ているようです。

好きなことをすればβ-エンドルフィンの増加します。パチンコに打ち込めば打ち込むほど、β-エンドルフィンが増え続け、得られる快感も大きくなっていきます。
パチンコのようなギャンブルは急激な興奮状態を得ることから、抜粋された記憶が残りやすく、中毒性が高くなり、抜け出すことが比較的に手間がかかるとされています。

このパチンコについて大分県別府市が生活保護受給者調査を行ったわけですが、
昨年10月に調べた際は、発見した受給者25人のうち数人が調査中に複数回パチンコ店にいたとして、支給額の大半を1カ月間、停止していました。
この動きに対して反発する意見もあるようで、ある共産議員が「受給者からささやかな楽しみを奪い、弱者への差別を助長する危険性もある」などと発言していますが、
私個人の意見として申し上げれば「寝言は寝て言え」です。

それはさておき、「生活水準」「生活保護」この二つに「年金」の合わせて三つの要素はいつもセットで話題になりますが、
この三つとも今の日本においては問題だらけなわけです。

生活水準低下による生活水準と生活保護の逆転現象。年金の実質破たん(破たんと言うか支給額が二束三文になる)

最近よく耳にするのが、働いたら罰金(税金)働かなかったら賞金(生活保護)という言葉ですが、まさにその通りだと思っています。
では怠けて生活保護に頼り切って仕事もしない人が絶対悪なのか?というとそれも違うと思っています。

その背景には「頑張っても報われない社会構造」という根底がある気がするのですね。
その証が生活水準の低下であり、それに対応して生活保護費の「まともな」見直しを随時しない。
ならば生活保護を受けようという悪循環(本当に必要な方は別ですよ?)に陥っています。

うちはサラリーマンなんで年金があるから安心!とう神話も今はとっくに終わっていますよね?

自営業者などで20才から60才までの最長40年間国民年金に加入して、満額受給できたとしても、生活レベルは生活保護にも及びません、
国民年金のみに加入するケースでは、40年間加入しても受け取れる年金は月額約6万円、夫婦で約12万円にすぎず、
同条件の夫婦で生活保護を受け取ると約18万円です。

厚生年金加入だった年収400万円で40年働いたサラリーマンの年金額は月額約16万円、夫婦でも約22万円。
実際はすべての収入から税金や社会保険料を引きますので、手取り平均は月約18万円。
総務省「家計調査」(2014年)によれば、夫65才以上、妻60才以上の高齢夫婦無職世帯が衣食住などでひと月に支出する総額の平均は約24万円だということなので。、
おおむね毎月6万円足りない計算なのが現実なのです。

この6万円を貯金で賄うなら65歳から90歳まで生きる計算で1800万円。専門家によると突発的な事故や医療費、修繕費やら考慮すると+1000万円は必要という意見もあります。
今の年金事情から考慮すると定年退職時に合計で2800万円の貯金があればなんとかギリギリの線という試算らしいです。

そのほかには毎月6万円を定年退職後も死ぬまでずっと稼ぎ続けるか。

あるいは生活保護・・

この現実は今現在でもそうなのですが、最大の難関が2025年にやってきます。
2025年問題と呼ばれるやつです。

この年に何が起こるのかというと、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる年です。
この75歳という分岐点はどれほど重要なのかというと、この年齢から一気に介護費や医療費の増加がみられるためです。

今現在少子化と言われる中での小学生や中学生が社会に出たとたんにこれらの負担が一気にのしかかります・・・
勿論、いま働き盛りの私やあなたにもですよね。

素人考えですが、いずれ国も無い袖は振れなくなってきます。年金支給額は年1~2%の割合で低下、
40代の我々が支給される時期には今の支給額から-20%はされているでしょうし、
生活保護の受給額も低下、打ち切り、受給資格も厳しくなることでしょう。

そうなったらどうする気なんでしょうか・・

誰かに文句を言ってすむならそれでも良いでしょうが、それでは最初に説明した

1.生理的欲求

が満たされない人々が沢山出てしまいます。62歳になって3万円のためにコンビニを襲う人が増えてしまいます。

私はよく人から「よく毎日20時間も仕事できるよね?」と言われますが、
この現実を知っているし、自分の身は自分で守らないといけないと思っているだけです。
誰かに文句を言って解決できる問題ではないですし、これが現実だと思っています。

林先生では無いですが、いつやるの?今でしょ!というのはホント名言だと思います。

安倍が悪い、いやもっと前の小泉がもっと悪いだとか言っても仕方がないのですよ!

みなさん、お仕事しましょ?